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2020/11/20
通販で乱視カラコンを買うときは「販売元」もしっかり確認しましょう
視力は人間が情報確認をする作業のほとんどを担っている機能であり、見えにくくなると生活に大きな支障を生じてしまうでしょう。その為メガネやコンタクトレンズでカバーする人も少なくないのですが、ファッション性を求めて色付きのカラコンを利用する人もいます。乱視のためのカラコンも通販で販売されていますが、購入には注意が必要です。
乱視用のカラコンとはどのようなものか
カラコンというのは色付きのコンタクトレンズでファッション性を重視したものが主流であり、若年層や芸能人のような大勢の人の前に出る職業の人が装着するものという認識が強かった商品です。このコンタクトレンズを付けると黒目の部分が西洋人のようなカラフルな色になり、注目を浴びるのは間違いありません。ところが現代の人々は携帯電話やパソコンなど目を酷使する場面が多くなり、視力に問題を持っている人が多くなっています。しかし、おしゃれを行いたい人がカラコンを装着すると視力矯正には眼鏡を使用しなければいけないため、おしゃれと視力矯正のどちらも利用したいという人の希望を叶える意味から、現在は度の入っているものも多く販売されるようになりました。この度付きのものは原則としては厚生労働省の認可を受けたものだけしか販売できないことになっていて、高度管理医療機器という名称で分類されています。販売方法は専門の販売店で購入するのが一般的ですが、通販によって販売することもできるので、店舗に行くのが面倒と感じている人は通販を利用することが多くなっているでしょう。コンタクトレンズはサイズが決まっていて調整する必要がなく、度のあるものは適切になるように調べてもらう方がいいのですが、自分の状態をある程度把握している人の場合は、自分でどのような度にするのか判断して購入することもあります。
カラコンを購入する場合の注意点
コンタクトレンズは眼球に直接装着するため、粗悪品を使用すると眼球を負傷してしまう可能性があります。このような影響を受けるのを避けるためには管理を徹底して、装着前にはしっかりと確認することが必要ですが、他にも製品そのものが適正であるのか知っておくことが重要です。店舗で購入する場合はどこで製造されたものかわかりますし、粗悪品を使用する可能性は限りなく低くなっています。これは店舗で販売する場合は正規流通品を使っているからであり、販売元もしっかりしているので安心して使うことができるでしょう。また正規品は厚生労働省の認可を受けているものなので、店舗で販売されている製品であればここでも安全性が高くなりますが、問題なのは通販によって購入する場合です。通販には国内の企業が商品を提供しているものと、海外企業が作った商品を代理店契約を行って提供する場合と、個人輸入の形式で個人が直接に購入する方法があります。個人輸入以外は外国製であっても国内企業が関与しているので厚生労働省の認可を必要としますが、個人輸入ではそのような規制が緩くなってしまうケースがあり、中には粗悪品が流通している可能性があります。この個人輸入の購入方法は日本で行われている通販の方法とほとんど同じなので、難しい知識がなくても行うことができます。ただし全てが自己責任になってしまうので、粗悪品によって眼球に悪影響が起こっても、販売元に責任を追及するのは難しくなっています。
乱視用のカラコンを装着する前にやっておくべきこととは
度の入っているカラコンを使いたいのであれば、自分の視力の具合に適合しているのか事前に調べておく必要があります。これは度の合っていないものを使用すると視力低下が早くなるだけでなく、眼精疲労から頭痛などの体調不良を引き起こしてしまうからです。また視覚情報が適切に伝わらないので、自動車などの運転は困難になるでしょうし、日常生活でも不具合を生じてしまうでしょう。特に視力というのは変化することが多く、その時に合ったものを使わなければ、以前の状態のままでは適合性が欠如していることもあります。通販は自分の好きな時にインターネットを使うことで利用できるので、とても便利であるのは間違いありません。しかし、このような購入方法では自分の視力の状態は自己申告になってしまうため、以前の状況と違っていれば合っていないものを使うことになってしまうでしょう。通販での購入が全て悪いというわけではありませんが、直前に専門機関で自分の現在の視力の状況がどうなっているのか確認することが大切です。度付きのカラコンは自分以外に使用することはなく、他に確認してくれる人もいません。だからこそ、その使用には責任を負わなければならず、悪影響が起きないように万全を期すのは当然だと言えるでしょう。見るという行動が人間にとってどれだけ重要なのか考えれば、この事前の確認は必ず行うようにしてください。
乱視の人は視力矯正を行える用具を使わなければ、生活をする上でとても困窮してしまいます。おしゃれにも興味がありカラコンを使いたいという人が度付きのものを使いたいという気持ちも理解できますが、安さや手軽さだけを求めては大きな痛手を受ける場合もあるので、安易な考えで使うのは避けるようにしてください。