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2020/11/20
カラコンをつけてみよう!
カラコンは着けるだけで目がぱっちり見えたり、まるで手の込んだアイメイクをしたように見えたりと、手っ取り早いメイク方法の一つとも言えます。
しかし使い方によっては、今後アイメイクができなくなるような症状が出てしまったり、ひどければ目の機能自体に損傷が出てしまうこともあるので、何よりも正しい使い方をすることが大事です。
カラコンを外してから洗浄するまで
1、手を洗う
目からカラコンをはずす前に、これからカラコンの洗浄のために手を使っていくため、石鹸で手のひらや指の腹までしっかり洗うようにしましょう。
2、コンタクトを外す
目からカラコンをはずして手のひらの上にのせ、そこに洗浄液をたっぷり注いでいきます。
3、洗浄液でこすり洗いをする
このときに注意したいのが、過酸化水素タイプのケア用品は使用してはならないということです。
一般的なコンタクトのケア用品売り場には過酸化水素タイプのものもいっしょに並んでいるため、ドラッグストアなどで購入してくるときには間違えないように気をつけましょう。
そして人差し指の腹を使ってカラコンの表面をやさしくなでるようにすり洗いをします。
日ごろから爪を伸ばしている方やネイルをしている方は、レンズを傷つける可能性があるのでとくに慎重にしなくてはなりません。
また、指のかわりにコットンや綿棒を使ったほうがしっかり洗えるのではないかと思われるかもしれませんが、これらもカラコンを傷つけることになるので絶対につかってはいけません。
こすり洗いで洗う回数は、手のひらのカラコンをなでるような感覚でカラコンの表と裏とそれぞれ30回くらいが目安となります。
そうすると手のひらの洗浄液が汚れた状態になってくるので、また新しい洗浄液をたっぷり手のひらに注いでこんどはすすぎ洗いをしていきます。
これもカラコンの表と裏、しっかり行います。
ケースに保管するときのポイント
カラコンをしっかり洗ったら、表と裏と汚れが残っていないか一応確認して、保管します。
保管するときには、カラコンを買った時に付属していたケースなど、カラコン専用の清潔なものを使用することが大切です。
レンズケースは、使ったときと同じように毎回洗って清潔な状態を保っておくことが重要です。
洗っただけで終わりではなく、しっかりと自然乾燥までさせないと、水分が残っているところから雑菌が繁殖してしまうことがあるので注意しなくてはなりません。
どうせまた水分を入れるからといって、濡れたままにしがちかもしれませんが、油断せずにしっかり乾いた状態かどうかを確認してから再使用するようにしましょう。
そして使っていくうちにケース自体にもどうしても汚れが蓄積されていってしまうので、理想としてはレンズケースを定期的に取り換えることも大事です。
一般的なコンタクトレンズ洗浄液などのケア用品には、ケースもおまけで付いているものも多いですから、できれば3ヶ月に1回は新しいものに取り替えるようにするとより清潔に使っていくことができます。
保管するときには、こういった清潔な状態が保たれたコンタクトレンズケースに新しい洗浄液を入れ、4~6時間以上放置しておくと消毒された状態になります。(製品によって記載が異なりますので、よく読んでおきましょう)
実際にまた使うときはこのような工程で清潔な状態にしてから使用するようにしましょう。
定期的に眼科医の検診を受けることも重要
カラコンを使用するときには、適切な使用方法も大事ですが、そもそも自分の目に合ったものでないとうまく着けられなかったり、装着してからも違和感が残ったりしてしまいます。
もともと目にひどいアレルギーがあったり、ドライアイの症状があるときには装用できなかったり、無理して使用してしまうと症状がどんどん悪化してしまう原因にもなりかねません。
このような状態にならないためには、最初にしっかりと眼科医の診察を受けてから自分に合ったものを購入し、使用方法にも注意しましょう。
購入してからも、あらたに追加購入するときなどに定期的に眼科に行って検診を受けることも重要なことになります。
少しでも違和感が出てきたり、目がいつもと違うと感じるようなことがあればつけるのを控えてお医者さんに診てもらうのが適切です。
もちろん、こうした自覚症状がない場合もあるので、自分では分からない異常や症状が出ていないかを診てもらうためにも定期的に検診を受けることを心掛けたい点です。
とくに、中でもワンデー以外のタイプのある程度何回も使用する2週間や1カ月のタイプのものは、取り扱いに注意が必要となります。
繰り返し使っていくことでどうしても雑菌が付きやすくなりますし、よごれも溜まってきます。不衛生な状態で使ってしまえば、結果的にそれが原因となって目に重大な障害が出てしまうこともあります。
毎回洗浄と保管と正しい使い方をすれば、2週間や1カ月のタイプのカラコンも期限内にダメになることなく使えるので、コスパも良い使い方となります。いつも清潔な状態で使って、ばっちりメイクも楽しめるようにしたいものです。