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2020/11/20
カラコンに書かれているベースカーブ(BC)ってなに?購入時に気を付けることは?
カラコンを購入しようと思っている人のなかには、記載されている専門用語の意味が分からず、購入をためらっている人もいるかもしれません。
それぞれの用語の意味を正しく理解していなければ、自分の目に適していないものを購入してしまう可能性もありますので危険です。
表記されている用語の意味が理解できるようにしておきましょう。
カラコンの説明に記載されている用語の意味とは
カラコンのパッケージにはベースカーブ、着色直径、DIAの3つの数値が記載されています。
これらは、自分に合うカラコンを購入するための大切な数値だということができるでしょう。
◆ベースカーブ(BC)…レンズの丸みを表している単位です。
この数字が大きければ大きいほど丸みが緩いレンズであるということです。
◆着色直径…色がついているレンズ部分の直径のことを表す値です。
これが大きければ黒目部分が大きく見えるということになります。
着色剤が漏れないためDIAサイズより着色直径が大きくなる事はありませんが大きく見せるため潰して測った数値を案内しているお店もあるようですのでご注意ください。
◆DIA…レンズ自体の直径を表しており、レンズをつぶした状態ではなくドーム状となった状態で測られたものがDIAの数値となります。
この3つの数値はカラーコンタクトのパッケージや、ネット通販で購入する場合は商品ページに値が記載されています。
そのため、購入を考えるのであればこれらの数値がいくらであるかをチェックして、自分に合っているかどうかを判断しなければならないと言えるでしょう。
着色直径は人によって好みが分かれますが、ベースカーブやDIAはそれぞれの人に適しているものでなければなりません。
日本人の平均的な瞳に最適な数値が公開されているホームページなどもありますが、これは人によって個人差が大きい部分なので、平均値ではなく自分の数値を確認して最適なものを選ぶようにしなければならないでしょう。
カラコンを購入する際に気をつけるべきこと
着色直径に関しては自分の好みに合わせて選択することができるため、眼科などで相談する必要はありません。
ですが、ベースカーブやDIAについては自分で測定することができないので、これまでコンタクトレンズを使用したことがないという人は一度眼科を受診して自分の目に合致するレンズの数値がいくつであるか診てもらう必要があります。
平均値などを参考にして購入したとしても、自分の数値と著しくずれている場合は目に負担がかかってしまったり、せっかく購入したのに使い物にならなかったという可能性もあるのです。
そうならないようにするためにも、自分に適したベースカーブとDIAの数値を知っておかなければなりません。
着色直径に関しては、自分の瞳とマッチしていなければカラコンをしていることがバレバレであったり、カラコンが悪い意味で浮いてしまう可能性があります。
こういった事態を避けるためにも、カラコンを購入するときにはそれぞれの数値の意味を理解しておくことが必要ですし、眼科などで自分に適したコンタクトレンズのサイズを知っておきましょう。
ベースカーブが適していないとトラブルになることもある
カラコンのベースカーブが適していないとトラブルになる可能性が非常に高いです。
よくあるトラブルとしては、本来適しているサイズより小さいものを使用すると眼球を締め付けてズレにくくなります。
ズレないのは良いことではないかと思う人もいるかもしれませんが、レンズが眼球に張り付いて角膜を傷つける可能性があるので、ある程度自由に動くほうが良いとされているのです。
反対に本来のサイズより大きい場合は、圧迫感が減る代わりにすぐに外れるようになってしまいます。外れるたびに入れ直すことになるので、カラコンを清潔に保つことができない可能性が出てきてしまい、粘膜などを痛める恐れがあるので危険です。
ベースカーブが適していないと何度も付け直したり、痒みを感じて掻いたりしてしまう可能性がありますが、なんども不潔な手で触るとバイ菌が入る可能性が高まりますし、目を掻くことでも粘膜に炎症が生じやすくなってしまうので目の健康を損なう可能性があります。
度ありを購入するわけではないから適当なもので良いと思っていては、自分の目に一致しないレンズを買ってしまう可能性がありますし、そうなると目を傷つけたり病気になったりする原因になるのです。
カラコンを安全に楽しみたいというのであれば、ベースカーブなどの数値をきちんと検査してもらい、自分に適しているものを選択できるようにしましょう。
カラコンにはベースカーブや着色直径、DIAと呼ばれる数値が存在しているので、初めて利用する方は自分に合ったレンズが選べるようにするために眼科を受診しましょう。いい加減にサイズを選んでしまうと目を傷つける可能性があるので注意する必要があります。