正規販売店で売っている乱視カラコンと通販購入との違い

乱視用カラコンを始めネットショップでは幅広い種類の商品を販売しています。手軽に入るので、利用してみたくなりますが、通販で購入しても大丈夫なのだろうかと不安に考えている人も多いのではないでしょうか。
正規販売店で販売されているものと、通販購入では違いがあるのでしょうか。ここではそんな疑問について、詳しく説明します。

正規販売店と通販購入の違いは取扱商品

カラコンを販売している主な場所は眼科・バラエティストア・ドラッグストア・通販サイトです。
すべての眼科が取り扱っているというわけではなく、購入には処方箋が必ず必要になりますが、品質では信頼できるものがあります。
バラエティストアでも処方箋が必要になります。
カラコンを販売できるのは認可されているストアだけなので、安全性に関してはかなり高いと言えるでしょう。
ドラッグストアは基本的に処方箋不要ですが、お店によっては提示を求められる場合もあります。
通販サイトはバラエティ豊富な商品を取り扱い、実店舗よりも割安で手に入るという特徴を持っています。
ショップによって処方箋が必要になる場合もありますが、不要を謳っているお店も多くあります。
カラコンの正規販売店というのは、正規代理店が輸入した本物の商品を販売しているお店のことを言います。
商品の安全性の面から見ると、管理が徹底している眼科やバラエティストア、ドラッグストアなら安心して正規品を手に入れられるのではないでしょうか。
ですが、こうした正規品を取り扱っているのは眼科やバラエティストアばかりではありません。
正規のルートで商品を仕入れて販売している通販サイトもあるからです。
通販サイトは良心的なところから、怪しいところまであるため、通販購入は危険と認識している方もいるでしょう。
正規販売店と通販購入の違いは、前者なら偽物を掴まされる可能性がほとんどなく、後者は購入先のお店によっては偽物を買ってしまうリスクがあるという点です。
処方箋が必要になる・ならないというのも違いに入るかも知れません。

乱視カラコンは普通のものとは違う

人は瞳の中にある角膜と水晶体をレンズのようにピントを合わせて対象物をはっきりと見ることが出来ます。ですが、角膜と水晶帯の間に歪みなどが生じると、ピントを合わせることが難しくなり、物が歪んで見えてしまいます。これが乱視の状態で、それを矯正するには専用のコンタクトレンズなどを着用する必要があります。
専用のコンタクトレンズは乱視を矯正するため、レンズの一部に厚みをもたせるなど、普通のコンタクトレンズとは違った構造になっています。
乱視用のカラコンは、見た目がおしゃれになるだけでなく、こうした乱視を矯正する仕組みも兼ね揃えています。少し専門的な話になってしまいますが、
乱視を矯正するコンタクトレンズには、乱視軸を安定させるため、いくつか種類があります。それはレンズ上下と左右で厚みを変えるタイプ（ダブルスラムオフ）、レンズの下に向かって厚みが増すタイプ（プリズムバラスト）、両方の特徴を兼ね揃えたタイプなどです。
専用のカラコンは普通のものほど種類はなく、入手先も限られてしまいますが、日本で販売の承認を得ているブランドもあります。
度ありのものは、厚生労働省の認可が必要になる高度管理医療機器に分類されますので、正規販売店などしっかりしたところで買うのが一番です。通販サイトを利用する場合は、認可されているショップを選ぶことを基準にするといいでしょう。

乱視用を選ぶ時に気をつけること

多くのカラコンが国内に輸入されていますが、中には厚生労働省未許可のものもあります。正規販売店ではそうしたものを買ってしまうというリスクは低いですが、通販購入の場合は目の届かないところも多くあるので、お店選びには十分注意しましょう。
特に乱視の場合は特殊なレンズが必要なため、粗悪品を避ける慎重さが必要になってきます。 乱視度数や角度には個人差があり、専用のコンタクトレンズだからといってすべて合うわけではありません。
自分にぴったりなものを見つけたいなら、まずは眼科で自分のデータを出してもらうことが必要です。次にそのデータをもとに購入を検討してみましょう。
参考にするデータは、視力を示す度数（PWR）、歪みの角度を示すアクシス（AXIS）、乱視度数を示すシリンダー（CYL）などです。
こうした自分のデータを詳しく把握してから、カラコン選びに入りましょう。
正規販売店での購入がおすすめですが、通販サイトでの購入は絶対しないほうがいいというわけではありません。
もし通販サイトを利用する場合は、いくつか注意点があります。
そのお店が「高度管理医療機器認可証」を持っているかどうか、品質が保証されている商品を販売しているかどうかを確認すれば、安心して利用できます。
実店舗なら相談しながら選ぶことが出来ますが、それが難しいネットショップでは、自分の視力のデータを基にして、ふさわしいものを選ぶようにすると良いでしょう。

正規販売店と通販購入の違いは、取扱商品に信頼がおけるかどうかという点です。
通販サイトの中でも正規品を取り扱っているお店もありますが、反対に厚生労働省の認可の下りていないような商品を販売しているところもあるので、注意が必要になってきます。
特に乱視の場合は、限られた中から自分に合ったものを選ぶことになるので、信頼の置けるお店を選ぶことがポイントです。