カラコン度あり、つけ心地について

いまやカラコンは、若い女性を中心に、ファッションやメイクの一部になっており、度なし、度ありに関わらず様々な種類のものがあります。コンタクトの度の強さを表す数値があり、度なしのものは「0.00」、度ありのものは「－1.00」や「－3.00」、「－8.00」などと表示されていて、数値が大きくなるほど、度が強くなります。なお、数値の前の「－」は近視用レンズを表し、「＋」は遠視用のレンズを表します。
かなり前は、いかに目が大きく見えるかなどのファッション性ばかりが重要視されていて、カラコンのなかには安い粗悪品があったり、カラコンのきちんとした使い方やお手入れを知らない人達の間違った使用方法で、眼のトラブルがおきた問題から、今では医療機器に指定されていて、粗悪品もなくなりました。
また、カラコンのつけ心地にもこだわる人が増えてきました。特に度ありのカラコンを使用している人は、毎日つけるものなので、つけ心地は重要です。
瞳にある角膜は、空気中から酸素をもらっています。このため、コンタクトは酸素透過率が高いものほど、自然なつけ心地になり、長時間装着しても、目が疲れにくく、ドライアイの防止にもなります。酸素透過率の低いものは、長時間の使用していると、目が充血したり、痛みを感じたり、涙がとまらないなどのトラブルを感じるヒトもいるようです。また、含水率が高いコンタクトは、柔らかく、つけ心地もアップします。特にカラコンの場合は、普通のコンタクトよりもレンズの直径が大きいものが多いので、酸素透過率や含水率にも注意して選ぶようにすると、つけ心地が良いものが選べるでしょう。コンタクトレンズの中には、低価格でも高度管理医療機器に認定されている、安全性の高い、高品質なものもあります。
また、自分の視力や瞳にあったものを使用しないと、視力が急激に落ちる場合もありますので、購入する時には、できればネットではなく、店舗に行って定期的に眼科を受診して検査を受け、自分の視力にあったものを購入しましょう。お洒落も大事ですが、瞳の健康はもっと大事ですね。コンタクトレンズのケアもきちんとしましょう。汚れたままや、1Dayタイプを捨てずに何日も使用するなど、使用方法も守らずに装着していると、寄生虫の発生やアメーバが繁殖したりして、瞳が傷ついたり、炎症を起こしてしまいます。
自分の瞳のためにも、コンタクトレンズ装着の注意を守って、楽しくお洒落も楽しんでください。